王族と貴族の贅沢で財政が崩壊したカラブリア王国。平民の身分で富豪になったブルジョア、ボガート商団は彼らが唯一手に入れられなかった「名誉」を得るためにボガート商団の除け者として育った次女・ロザリンを王太子・ロビエンと結婚させようとするが···。 金で買った名誉、婚姻で阻んだ王家の破産。望まぬ結婚をすることになった二人はお互いを認め合い本当の夫婦になることができるだろうか。