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生後わずか7日で母親を亡くし、目の見えない父親のために物乞いをしながら生活していた沈清(シン・セイ)。 そんな暮らしに限界を感じ、生きる気力も失い死を願っていたその時、印塘水(インダンス)で溺れている少女を見つける。 沈清は彼女を助け、そのお礼に赤い腕飾りをもらうのだが…赤い糸で作られた腕飾りが意味していたのは「縁(えにし)」。 溺れていた少女は君主に仕える最高位の官吏であるチャン丞相との婚礼を控えていた。 ところが、チャン丞相と婚礼を挙げた日を境に奇妙なことが起こり始め、町の人々は彼女を化け狐などと言って遠ざけようとした。 しかし、沈清は彼女とお寺で会ったり、一緒にお風呂に入ったり、丞相の世話を手伝ったりと二人でたくさんの時間を過ごした。 叶わぬ恋と知りながら惹かれ合う二人の恋の行方やいかに…。 ※本作は実在する古典小説を再解釈した作品です。