早逝の運命を持って産まれたウンテと、神の怒りを買い、不遇な子供時代を過ごしたヨニ。 花の尊い夏の日、凌霄花が赤く咲く塀の下で二人の恋が始まる。そして幸せと同時にヨニに差し掛かる神の影。「一番幸せな瞬間を奪われる気持ちを、思い知らせてやる」すべてを奪おうとする神の手から、愛するものを守ろうとするヨニの凄絶な死闘が始まるのだが…